オロロン農業協同組合(JAオロロン)(代表理事組合長 林 弘之)の通常総代会が初山別村自然交流センターにおいて開催された。JAオロロンは平成15年8月1日に羽幌、初山別、遠別の留萌管内中部の3農協が合併して発足した。
今回は第2回の通常総代会になり、各地区からの代表123名が総代となっており、この日は、代理出席、書面議決含めて120名が出席し、平成16年2月1日から平成17年1月31日までの業務について報告を受け、第3事業年度の事業計画を審議した。 林組合長は開会あいさつにおいて次のよう語った。「9月の台風の影響を受け米の作況は98となった。農産物は、ビート・豆類など厳しい状況となった。酪農においても牛舎の当会など被害が大きかった。このため行政の支援を受け支援資金の発動を行った。こういった中でも販売事業が好調で53,688千円の余剰金を出すことができた、処分案として一部を配当したい。平成17年度は農産物の価格低迷や担い手不足、WTO交渉など農業の大きな転換期となる。販売高50億円を目標に設定した。事業としては、米価下落対策の要望活動、ライスセンターの建設計画、羽幌地区にガソリンスタンドの建設にとりくみたい。」 この後、議長に初山別地区の渡辺一光氏を選出し議事に入った。議案は平成16年度事業報告・平成17年度事業計画の設定など12件。 【平成16年度の事業報告概要】 組合員数 571人、正組合員戸数 486戸。出資総額 1,102百万円。 (1)信用事業 貯金額 13,965百万円、借入金 858百万円 (2)共済事業 長期共済保有高 80,048百万円、短期共済契約掛金 202百万円 (3)販売事業 総販売高 5,001百万円(計画 5,000百万円) 地区別販売高 羽幌地区 1,519百万円(30.4%)、初山別地区 1,008百万円(20.2%)、遠別地区 2,474百万円(49.4%) (4)購買事業 3,117百万円 (5)その他事業 (6)余剰金処分案 積み立て・準備金 41,804千円 配当金 20,955千円 次期繰り越し 5,000千円 【平成17年度事業計画】 JAバンクとして、財務の健全化を図り資本の充実・業務運営の適正・強化に努める。営農・販売事業は稲作所得基盤確保と担い手経営安定対策の要求により稲作農家の経営悪化を防ぐ。売れる米づくりとして留萌管内のうるち米を受け入れるライスターミナルの建設計画に取り組む。酪農は担い手が安心し、意欲を持って営農に取り組める施策を求める。購買事業について、羽幌町にSSスタンドを新設する。以上のことを基本姿勢とし、地域から信頼されるJA事業の展開を目指し、確実な実践により安定した農業とJA事業の確立に向け邁進していく。 以上を決定し、閉会した。
by masakinono
| 2005-04-27 15:17
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